いつもお昼はひとりぽっちで。 外食派。
そんなあなたは、有能なビジネスマン。それとも、社員が尊敬する、社長さん。それとも・・・・
カウンター席と、テーブル席。どちらが居心地が良いですか。 聞くまでもないですね。 でも、よほど空いているときでもない限り、 テーブル席につけないですよ。
でも、これを心理ゲームに仕立ててみませんか。
テーブル席が少し空いている感じだったら。 テーブル席に座ってください。 たとえ、ウェイトレスさんが、
「よろしかったら、カウンターはいかが」
といわれても、軽く笑顔で無視。 だってよろしくないもの。 喧嘩は絶対禁止。
あなたがテーブル席についても、 ウェートレスさんが損をすることはないはず。
特に、お昼の忙しいときは、厨房が大混乱、 そんなとき、 席が空いているのに、 席に案内してもらえず、入り口の風除けの中で待たされる人は、大不満。 でも席が埋まっていれば、 みなさん我慢しています。
だから、大混乱の昼に、あなたが4人席に陣取っていても、ウェートレスさんは逆に助かるかも。
そんな特別の場合ではなくて、ウェートレスさんが、カウンターに、と言っているのに、テーブル席についたら。 それでも、ウェートレスさんは、お食事を運んだあり、必ず、
「どうぞ、ごゆっくり」
といってくれるでしょう。
でも、内心は、
「早く食べて、席を空けてね」ということです。人間というのは、心の中で思っていることと正反対のことを口に出すものです。そんなときは、ちょっと声が震えています。分かりますか、その微妙なところ。
そんな状況で、4人席についたあなたは、ちょっと高めの定食のオーダーをしがちです。
そこで、一番安い料理を注文しましょう。ちょっと面白い心理実験をあなたは実践しているのです。
あなたは、いつか小説を、あるいはスリラーを書く、そんな夢をこころに秘めた、大志あるひとだと思いましょう。 本当にそうなるかも。
そんなあなたにとって、一人ぽっちのお昼は、素晴らしい人間観察の、とても良い機会なのです。